clover-2🍀 星になった姉...⭐️【第4話】

こんにちは🎵


clover-2🍀です。


いつも読んでいただいてありがとうございます。

感謝しています🌸


第3話まで読んでいただけましたでしょうか?


読まれていない方は是非第1話から読んでみて下さいね😊


では第4話です。


前回は、姉の病状がとても悪く、助かるには肝臓移植しかないとドクターから告知されたところで終わりました。




私はドクターから聞いた事を実兄に伝えました。

移植するには私か兄が提供者になるからです。


私は身体の事、費用の事を考えて、「肝臓を提供します」とは言えませんでした。


兄も同じでした。


今の生活がある。仕事を休んだら生活が出来ない。費用も出せない。子供の世話もある…。



自分で出した答え…。


―私はなんて酷いんだろう―


そう思いましたが、現実は厳しいのです。


子育てもほとんど1人でやっている状況。

子供が未就学児の時、体調不良で緊急で病院で点滴を受けた時も、子供にご飯を与えず、自分だけご飯を食べるような夫。


産後も退院直後から何もしてもらえず、自分で炊事、洗濯、子供の沐浴、全てやっていました。


自分の子供だったら何が何でも提供して命を助ける。

それが姉に対しては出来ませんでした。


入院して3日目。

お見舞いに行ってビックリしましたた。

意識が朦朧としていて、話しかけてもよく分かっていないようでした。


―こんな急に何があったの?―


肝臓が機能していなく、身体中の毒が排出出来ない…。


黄疸もかなり出ていました。


もう私が言ってる意味も分からないようでした。


入院3日目でもお見舞いに来ていなかった母と兄。


車が無いから送ってくれる人の都合が合わないと来れないと。


私は苛立っていました。


確かに幼い頃から親らしくなかった母。

手料理をほとんど食べずに育ちました。


離婚をして子供3人育てるのは大変だったかもしれません。


幼い頃から食事も洗濯もしてもらった記憶もありません。

…今だとある意味虐待ですね。


だからと言って、恨むとか、そう言った感情を持った事はありませんでした。

それが日常で育ったからでしょうか…。



でも今回は少し違います。


いつどうなるか分からないよう状態…。


―この人は自分の娘が危篤なのに会いたいと思わないのかな?…やっぱり愛情が薄いんだ…―


私も2人の子供の母親です。

だから余計に母の気持ちが分かりませんでした。


私だったら子供に何かあったら飛んで行く。




結局入院中にドクターと話をしたのは私だけ。


姉は入院10日目にして亡くなりました。


危篤でも来なかった母…。


自分の子供の最後を看取ることが出来ませんでした。




亡くなった当日、私は最初亡くなっているのが分かりませんでした。

よく眠っているなと思っただけでした。


ドクターが来て説明を受けた時、初めて亡くなったんだ…と。


私は母に連絡。


そして、姉の嫁ぎ先に姉の携帯から連絡。



そこでまさかの言葉を聞くことに…。





「お葬式とか決まったら連絡下さい」


「…???」


最初に連絡が繋がったのは義兄の兄嫁。


私は何言ってるんだろうと思い、次に義兄の姉に連絡してみたら


「Cloverさんにお渡しします」


「…???」


私?私は実の妹だけど、姉は嫁いだ身。

そして名前ももちろん嫁ぎ先の名前。


そして私と姉の親もいて。私には兄もいて。

私は嫁いで名前も違う。


この一族は何を言っているんだろう?

姉は離婚していないし、介護も最後までやってきた。


何年も義兄の介護とお姑さんのお世話をしてきた姉に対する仕打ちがこれ?


しかも義兄の49日を姉が行ったばかり…。



私は返事をせずにとりあえず電話を切りました。


そしてしばらく経ってようやく母が到着。


母と連れてきてくれた知人に説明。


そして母の知人が再度連絡。


病院からの連絡のフリをして、嫁ぎ先でお迎えにきて欲しいと。


相手は渋々と承諾しました。


そして当日の夜、葬儀場の担当の方と病院に来るとのことでした。


その間に車を持っていない兄を迎えに行き、車中で説明。



私の心の中は複雑でした。


母と兄の立場では、自分の娘、自分の姉、危篤の時でも病院に駆けつけなかった…。


私の家族関係はこんなものか…。





私は私で姉が亡くなってからまだ1度も泣いていないし。

いまだに亡くなっている実感がありません。






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母の到着を待って、ドクターからお話がありました。


姉は大学病院でも珍しいほど全ての機能が悪かった。なので解剖させて欲しいと。


私は「お姉ちゃんは私の娘じゃない。お母さんが決めるべきだよ。医学の発展を考えるならどちらでもいい」


兄も同意見でした。


そして葬儀場の方が迎えに来る前の17時より解剖をすることに…。


そこで不思議な事がありました…。



―つづく―🌸






第4話、いかがだったでしょうか?


全てノンフィクションです。


本当にこんなことがあるの?と思われる方もいらっしゃるかも知れません。


事実です。


当時は大変でした。


姉が亡くなった時から、私の苦労は始まりました…。




いつも読んでいただいてありがとうございます。感謝しています🍀


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今どこにいるの?


今度は絶対幸せになろうね🍀